<解説> 与那国島への沿岸監視部隊配置・移動警戒隊の展開
22大綱では、南西地域も含め、警戒監視などの機能を重点的に整備し、防衛態勢の充実を図ることとしており、23中期防では、南西地域の島嶼部に、陸自の沿岸監視部隊を新編し配置するとともに、空自の移動式警戒管制レーダーを展開するとされました。これを踏まえ、わが国の領海・領空の境界に近い地域に所在し、必要な地積や社会基盤などが存在していることなどを総合的に勘案し、11(平成23)年9月末、防衛省として、日本最西端の地である与那国島にこれらを配置・展開することとしました。
同島に沿岸監視部隊を配置することで、付近を航行・飛行する艦船や航空機の各種兆候を早期に察知することが可能となり、また、移動式警戒管制レーダーを展開することで、周辺を飛行する航空機などのより効果的な警戒監視が可能となります。
平成24年度予算においては、沿岸監視部隊の配置および移動警戒隊の展開のために必要な経費として約10億円を計上しています。
防衛省としては、沿岸監視部隊の配置などについては、地元のご理解やご協力を得ながら、平成27年度末までの間に行いたいと考えています。
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