4 即応予備自衛官・予備自衛官の招集
即応予備自衛官は、あらかじめ指定された陸自部隊の隊員として、主に岩手県や宮城県および福島県の沿岸地域に派遣され、給水支援や入浴支援、物資輸送などの被災者の生活支援活動や捜索活動などに当たった。また、陸自の予備自衛官は、救援活動を実施している米軍の通訳、医療、部隊の活動を支援している駐屯地業務隊の業務に、海自の予備自衛官は八戸地区の復旧活動や横須賀地区の給食業務に、空自の予備自衛官は被災者への給食・給水活動などに、それぞれ従事した。なお、今回の災害招集では、所属する企業などの勤務を休んで参加することを考慮して、1週間から2週間を単位として、即応予備自衛官は延べ2,210人を、予備自衛官は延べ496人をそれぞれ招集した(同年6月末現在)
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