備品の搬出
○「トモダチ」の心
仙台空港の復旧に携わった米空軍のある将校は、「我々を迎え入れてくれた友人であり隣人の日本の人々を支援できたのは我々にとって名誉だ」と述べています。加えて、使用可能となった仙台空港周辺を飛行中に、津波でなぎ倒された松の木を使ってかたどられた「ARIGATO」の文字を砂浜で見つけたことにふれ、「我々の支援など日本の人々の労力に比べたら、何でもない。」「日本の皆さん、ARIGATOにはおよびません。」とも述べています*1。
北澤防衛大臣は、米空母ロナルド・レーガンの艦上で乗組員から直接話を聞き、「本当に『日本を救おう』とする気持ちが強いということが感じられた。今ほど米国が同盟国であったことを誇りに思ったときはない。」と述べました。これを受けて、「トモダチ作戦」を指揮するウォルシュ米太平洋艦隊司令官からは、「自衛隊の活動は大変勇敢で、世界中の軍人の尊敬を集めており、自衛隊と仕事をし、皆さんを『トモダチ』と呼べることを大変光栄に思っています。」といった趣旨の激励がありました。
「トモダチ作戦」における米軍の支援活動は、このような思いを持って行われていたのです。