第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

第2節 各国との防衛協力・交流の推進

1 各国との防衛協力・交流の意義
わが国にとって、アジア太平洋地域の平和と安定を確保するためには、日米同盟を基軸としつつ、この地域における多国間および二国間の対話・交流・協力の枠組を多層的に強化していくことが重要である。
中でも、二国間の枠組については、1節1「安全保障協力・対話、防衛協力・交流の意義と変遷」でも述べたように、親善目的のみならず実務的な性格を有する交流や、対話のみならず行動をともなう交流の重要性が高まり、相手国によっては、防衛交流の内容が、単なる交流から防衛協力を行う段階へと発展・深化してきている。
こうした状況を踏まえ、防衛省・自衛隊は、国際社会における多層的な安全保障協力を推進するため、各国・地域の特性を踏まえ、戦略的に防衛協力・交流を実施している。
(図表III-3-2-1参照)
参照 資料58
 
図表III-3-2-1 各国との防衛協力・交流の実績(過去3年間)

 

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