平成22年版日本の防衛ダイジェスト 


第I部 わが国を取り巻く安全保障環境
CONTENTS
第1章 国際社会の課題
第2章 諸外国の国防政策など


国際的な安全保障環境は複雑で不確実

大量破壊兵器などの拡散、国際テロ組織など非国家主体による活動など国際社会における安全保障上のさまざまな課題がある

本年3月、韓国海軍の哨戒艦「天安〔チョナン〕」が沈没した。韓国は専門家からなる軍民合同調査団の調査結果に基づき北朝鮮を厳しく非難した
 
米露間の新START条約の署名、核セキュリティ・サミットなどを通じ、核軍縮・核不拡散に向けた取組が進展
ワシントンD.C.における核セキュリティ・サミット参加首脳(22.4.13)

国際テロ組織など非国家主体による活動は依然活発


●国際的な存在感を高めつつある中国
●中国の高い国防費の伸び、軍事力の更なる近代化
●建国60周年軍事パレードでは先進的な装備品が登場し、中国軍の機械化および情報化の進展が内外に示された
 
海自護衛艦に対して近接飛行を行った中国海軍艦載ヘリコプター(Ka‐28)
海自護衛艦に対して近接飛行を行った中国海軍艦載ヘリコプター(Ka‐28)
 
【『わが国近海における最近の中国の活動』より】
【『わが国近海における最近の中国の活動』より】

●わが国周辺におけるロシア軍の艦艇、航空機の活動の活発化
 
ロシア空軍機Tu-95(左) 対馬海峡を通過したロシア海軍艦艇(右)

●東南アジアの多くの国は、経済成長などを背景として、海・空軍力を中心に軍を近代化
●インド、パキスタンは核弾頭搭載可能とされる弾道ミサイルの戦力化を推進
 
シンガポールのアーチャー級潜水艦

 

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