第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

(解説)「坂の上の雲」撮影協力について

 09(平成21)年11月29日よりNHKで放送が開始されたスペシャルドラマ「坂の上の雲」の撮影には、防衛省・自衛隊が協力しています。日露戦争時の連合艦隊参謀の秋山真之、日本騎兵の父とよばれる秋山好古、俳句や短歌の革新を目指す正岡子規など、明治という怒とうの時代を懸命に生きた人々が描かれています。
 本ドラマで撮影協力した海上自衛隊施設(呉地方総監部庁舎、幹部候補生学校庁舎、第1術科学校水交館)は、戦前からの施設であり、リアリティのあるドラマ制作に一役買っております。また、出演する俳優の皆さんに対しても陸上自衛隊及び海上自衛隊における体験入隊などで専門的な所作や基本動作の役作りに協力しました。特に、海上自衛隊の代表的な基本教育の一つであるカッターの操船が本ドラマの広報番組内でも紹介されました。
 
海自第1術科学校(江田島)にて撮影に臨む本木雅弘さんと藤本隆広さん〔NHK〕
 
役作りのために空挺館(陸自習志野駐屯地)を見学する阿部寛さん〔NHK〕

 

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