第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

(VOICE)護衛活動に寄せられた感謝の声

 09(平成21)年3月に自衛隊がアデン湾における護衛活動を開始して以来、護衛を受けた民間船舶の乗組員や、船舶の運航事業者から、国内外を問わず数多くの自衛隊に対する感謝のメッセージを頂戴しています。ここでは、そのいくつかをご紹介します。

■喜多 祐次郎氏
(自動車運搬船「Lyra Leader」船長)
 
喜多裕次郎氏

 「海賊行為が多発する海域を航行する際の恐怖・不安は相当なもの。また、航行中でも不眠不休で船橋で指揮を執らざるを得ません。自衛隊による海賊対処が始まり、日の丸をはためかせたヘリが頭上近くを旋回、お互いが手を振り合って意志疎通が図れた時は、涙が出そうなほど有難く、非常に心強く感じました。護衛していただいた自衛隊の方々ならびに日本政府に対する感謝の気持ちでいっぱいです。」

■宮原 耕治氏
(日本船主協会会長)
 
宮原耕治氏

 アデン湾における海賊対処活動は、これまで第1次から第5次にわたり護衛部隊を派遣し実施していただいておりますが、国民の皆様のご理解はもちろんのこと、国会関係、政府関係の方々のご理解、ご支援の賜物と改めて深謝申し上げます。
 この海域を通航する商船にとりましては、海上自衛隊の護衛艦および哨戒機による護衛は何にも増して心強いところです。
 酷暑と緊張の中、現地で護衛活動にあたられている海上自衛官・海上保安官の皆さまのご苦労を想いますと、感謝の念に堪えません。これからも健康に留意され、無事に職務を全うされますよう心よりお祈り申し上げます。

 

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