1 日米間の政策協議
1 日米間の主要な協議の場
日米間の安全保障に関する政策の協議は、通常の外交ルートによるもののほか、「2+2」会合、日米安全保障高級事務レベル協議(SSC:Security Subcommittee)、防衛協力小委員会(SDC:Subcommittee for Defense Cooperation)など、防衛・外務の関係者などにより、各種のレベルで緊密に行われている。これら協議の枠組は図表III-2-3-1のとおりである。
さらに、防衛省としては、防衛大臣と米国防長官との間で日米防衛相会談を適宜行い、両国の防衛政策や防衛協力に焦点をあて協議している。
06(同18)年以降の日米政策協議(閣僚級)の実績は、図表III-2-3-2のとおりである。
また、防衛省の実務レベルにおいても、日米安保体制のもと、米国防省などとの間で随時協議や必要な情報の交換などを行っている。近年、日米の防衛協力が進んだことにより、こうした機会はより重要になっている。
このように、あらゆる機会とレベルを通じて情報や認識を日米間で共有することは、日米間の連携をより強化し、緊密化するものであり、日米安保体制の信頼性の向上に資するものである。このため、防衛省としても、主体的・積極的に取り組んでいる。