第IV部 防衛省改革 

(Q&A)装備品の選定はどのように行っているのですか?

 装備品の選定の進め方は、その種類によって異なりますが、予算の編成や執行の過程において、1)まず、わが国防衛のために必要な機能や性能について検討し、2)次に、コスト、新規開発か既存装備品の取得かという導入方法、装備品の種類、機種、数量などの検討に移る、という流れが基本となっています。
 例えば、航空機の場合では、陸上・海上・航空幕僚監部が作成した要求性能1などや機種選定案を内部部局が調整や検討・評価を行うなどのプロセスを経て、省全体としての案が作られていきます。そのうち秘匿すべき事項のある航空機の機種選定は、防衛省の中で「航空機機種選定会議」への諮問・答申を経て、防衛大臣の判断の下に行います。さらに、作戦用航空機については、毎年末の予算編成時に合わせて、各年度の防衛力整備内容の主要な事項として安全保障会議にも諮ることになっています。
 また、練習機のように秘匿すべき事項のない航空機については、総合評価落札方式などを用いた競争入札方式により行う場合もあります。


1)その運用目的、運用構想、期待する主要性能その他運用上の要求事項を満足するために必要な性能上の要求事項

 

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