（解説）第11回防衛省改革会議における総理発言

　福田内閣総理大臣は、本年7月15日に開催された第11回防衛省改革会議に出席し、報告書が南直哉座長から提出されたことを受け、以下のように述べた。

　「昨今のさまざまな不祥事、本年2月のイージス艦『あたご』の衝突事故などによりまして、長年培われてまいりました防衛省・自衛隊に対する国民の信頼が大きく損なわれました。防衛省改革会議におかれましては、このような問題、事案につきまして、詳細な分析を踏まえ、3つの改革の原則を提示いただくとともに、防衛省・自衛隊の組織面での改革と官邸の司令塔機能の強化についてもご提言いただいておるところでございます。政府といたしましては、ご提言をもとに早期に改革の方向性を具体化して、改革を実行してまいりたいと思います。そして誇りと使命感に満ちた職員からなる強靱な防衛省・自衛隊を構築し、一日も早く国民の信頼を取り戻すように防衛大臣とともに全力を尽くしてまいります。」