第III部 わが国の防衛のための諸施策 

(解説)国際活動教育隊

 防衛大綱において、新たな防衛力のあり方として、国際平和協力活動に主体的かつ積極的に取り組むこととされ、また、本年1月には、国際平和協力活動が本来任務に位置付けられた。
 これらを踏まえ、国際平和協力活動を実施する上で必要な教育を平素から行う専門の部隊を保有することが必要であるとの考えの下、本年3月28日、陸自中央即応集団隷下に国際活動教育隊を新編した。
 
駒門駐屯地において行われた国際活動教育隊編成完結式

 国際活動教育隊は、駒門駐屯地(御殿場市)に所在し、1)全国の陸自国際平和協力活動派遣要員に対する教育、2)陸自各方面隊が実施する国際平和協力活動のための練成訓練の支援、3)国際平和協力活動の教育訓練に関する調査研究などを実施し、イラク人道復興支援活動などで得た教訓事項等を含め、陸上自衛隊が実施する国際平和協力活動について、幅広く教育を行うこととしている。
 国際活動教育隊が新編されることで、平素から国際平和協力活動のための教育を行うことができるようになり、従来に比して、より迅速に、かつ継続して部隊を派遣できる体制が強化されることとなる。
 
「国際活動教育隊」

 

前の項目に戻る     次の項目に進む