第III部 わが国の防衛のための諸施策 

3 環境保全への取組など

 自衛隊は、演習場や営舎などの施設や、航空機、艦船、車両などの装備を維持管理するにあたり、環境保全の徹底や環境負荷の低減のための取組4を推進している。
 01(平成13)年から「防衛庁環境月間」や「防衛庁環境週間」を定め、隊員の環境保全意識の高揚を図っており、全国の駐屯地や基地において、環境保全のPR、環境川柳の募集、講演会や展示会、ノーカーデーの設定など地球温暖化防止のための各種行事を行っている。防衛省は、政府の一員として、政府の各種計画に基づき実施計画を策定し、環境への取組の推進を図っているが5、これまでにも増して、率先的な取組を積極的に推進している。


 
4)具体的には、大気保全、水質保全、リサイクル、廃棄物処理のための対策や環境保全施設の整備、環境調査など。
 
5)「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画」(02(平成14)年閣議決定)とその見直しを受け、05(同17)年6月に策定した防衛庁(当時)の実施計画、政府の環境基本計画に基づき03(同15)年に策定した「防衛庁環境配慮の方針」と05(同17)年1月に行った当該方針の見直しなど。防衛省の環境配慮の方針については、<http://www.mod.go.jp/j/info/hairyo/index.html>参照

 

前の項目に戻る     次の項目に進む