4 日本の取組に対する各国等からの評価
わが国のイラクの国家再建に向けた取組に対して、イラク、その他海外から次のような評価や感謝が表明されており、現地の世論調査でも回答者の約7割が支持を表明した。
(1)イラクにおける評価
陸自部隊の撤収が決定された後の昨年6月、イラクのマーリキー首相が小泉総理(当時)と電話で会談し、「イラク政府を代表して自衛隊の活動、日本のイラク全体に対する支援に深甚なる謝意を表明する。自衛隊の活動は、イラク国民に日本について良いイメージを与えるものであった。」と述べた。
また、マーリキー首相は、安倍総理に宛てた本年3月12日付の書簡において、イラクが復興と再建の道を進めていく努力において、航空自衛隊が国連と多国籍軍のために空輸を行うことが主要かつ死活的役割を果たしており、支援の更新の検討を要請する旨述べるとともに、4月の訪日時には、空自の活動は、我々に勇気を与えるものであり、日本のイラクへの貢献に感謝する旨述べた。
06(平成18)年の、現地サマーワ住民に対する意識調査は図表III-3-1-7のとおりである。