5 地方防衛局の新設
防衛省と地方との関係は重要性を増している。このため、防衛施設庁の廃止・統合に際し、防衛施設庁の地方支分部局である防衛施設局と装備本部の地方機関を統合し、防衛政策に係る地方との調整・協議など、地方における防衛行政全般についての拠点の機能を担う地方防衛局を防衛省の地方支分部局として設置する。
地方防衛局は、その地方における防衛行政の総合的な拠点となるべきものであり、具体的には、
1) 防衛施設局が担ってきた地方における施設行政にかかわる事務、
2) 装備本部の地方機関が担ってきた装備品の調達などにかかわる事務、
3) 防衛省の所掌事務を円滑かつ効果的に実施するための地方公共団体および地域住民の理解および協力の確保にかかわる事務、
を所掌する。