防衛施設庁入札談合等事案のほか、情報流出事案、薬物事案など、国民の信頼を大きく損ねる事案が生じたことを踏まえ、このような事案の再発を防止し、職員の職務執行における法令の遵守その他の職務執行の適正を確保するためには、全省的に厳格な監察体制を整備する必要がある。このため、防衛監察監を長とする防衛監察本部を新設する。
　この組織は、独立性の高い大臣直轄の特別の機関とし、防衛監察監は、大臣の命を受けて、全省的な監察を実施する。防衛監察監は、準次官級とし、防衛監察本部には、部外者の任用も含め、所要の人材を配置し、その知見を活用する予定である。防衛監察本部は、特に法令遵守という観点から監察を行い、重層的な監査・監察体制を確立する。