(VOICE)UNDOF10周年に際してのUNDOF司令官からのメッセージ（紹介）

　UNDOFに部隊を派遣してから本年1月で10年を迎え、現地では10周年を記念する式典が開かれましたが、これに際し、シャルマUNDOF司令官（ネパール陸軍中将）から森陸幕長へ届けられたメッセージを紹介します。

　自衛隊の国連兵力引離し監視隊（UNDOF）への部隊派遣10周年に際しまして、国際連合としてお祝い申し上げます。
　1996年よりUNDOFに部隊を派遣するとともに、日本は世界中の他の重要な平和維持活動（PKO）にも平和維持部隊を派遣されています。過去10年間の日本のUNDOFへの貢献は、傑出したものであります。
　日本は過去10年間、高い専門性を有する有能な隊員の皆様をUNDOFに派遣し、シリアとイスラエル間の平和の維持に直接影響を与え、中東地域の安全と安定に多大な貢献をしました。また、UNDOFに参加された自衛隊の隊員の皆様の高い規律、能力、礼儀正しさ、文化、そして心遣いに、常に感銘を受けています。自衛隊の隊員の皆様は素晴らしい伝統を継承されており、PKOの成功に継続的かつ数多くの方法で貢献しました。
　国際連合として、問題を抱える地域において平和を支援するために活動されている自衛隊の隊員の皆様の功績を讃えるとともに、UNDOFへの継続的なご支援に対しまして、日本国政府および自衛隊に衷心より感謝の意を表します。

　過去10年に及ぶ自衛隊の素晴らしい成功に対し、心よりお祝いを申し上げます。

UNDOF司令官　陸軍中将　バラ・ナンダ・シャルマ