第4章 日米安全保障体制の強化 

3 在日米陸軍司令部能力の改善


 キャンプ座間(神奈川県)に所在する在日米陸軍司令部は、2008米会計年度3までに、高い機動性と即応性を有し、かつ、統合任務が可能な司令部に改編される。この改編は、米軍全体の変革の中における、米陸軍の世界的な改編を踏まえたものでもあるが、改編後の在日米陸軍司令部は、引き続き「日本国の防衛および極東の平和と安全の維持」を中核的任務とするものである。
 また、各種事態への迅速な対応のため、機動運用部隊や専門部隊を一元的に管理する陸自中央即応集団司令部を平成24年度までにキャンプ座間に設置し、改編された在日米陸軍司令部との連携強化を図ることとしている。
 この改編に伴い、米軍相模総合補給廠(神奈川県)内に戦闘指揮訓練センターその他の支援施設が米国の資金で建設される。さらに、キャンプ座間および相模総合補給廠のより効果的かつ効率的な使用のため、それぞれ一部返還などの措置が実施される。


 
3)2007年10月から2008年9月まで


 

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