近年の国際社会においては、9.11テロに代表される国際テロや大量破壊兵器およびその運搬手段である弾道ミサイルの拡散などの新たな脅威の台頭やグローバル化などの変化が見られる。また、アジア太平洋地域において不透明性や不確実性を生み出す課題が引き続き存在しており、地域における軍事力の近代化に注意を払う必要がある。
　一方、情報通信技術や機動力の向上など、軍事技術面における飛躍的向上や各種技術の統合化の進展などが見られ、これらの成果を防衛・安全保障政策に反映していく必要がある。