第4章 国際的な安全保障環境の改善のための主体的・積極的な取組 

第2節 国際社会における協力の基盤づくりへの取組


 新防衛大綱では、国際的な安全保障環境の改善のための主体的・積極的な取組が、防衛力の主要な役割の一つとして位置付けられている。このため、平素より、各種の二国間・多国間訓練を含む安全保障対話・防衛交流の推進や国連を含む国際機関などが行う軍備管理・軍縮・不拡散分野への協力など、国際社会の平和と安定に資する活動を積極的に推進することとしている。
 以上のことから、防衛庁・自衛隊は、様々なレベルで安全保障対話・防衛交流を進めている。また、多国間共同訓練を主催するとともに、アジア太平洋地域における他国主催の多国間共同訓練に参加している。さらに、軍備管理・軍縮・不拡散分野の諸活動への協力を行うなど、国際社会における協力の基盤づくりに積極的に取り組んでいる。
 本節では、現在、防衛庁・自衛隊が取り組んでいる国際社会における協力の基盤づくりについて説明する。

 

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