第2章 わが国の防衛政策の基本と新防衛大綱、新中期防など 

師団、旅団、混成団

Q:師団、旅団の違いは何ですか。

A:師団とは、陸上自衛隊の基本的な作戦部隊であり、普通科、特科、機甲科などの戦闘部隊や後方支援部隊からなる諸職種が連合した部隊で、地域や期間的に独立して、一正面の作戦を遂行する能力を保有するものです(定員約6,000名〜9,000名)。
 旅団は、基本的には師団の規模を縮小したものをいいます(定員約3,000名〜4,000名)。

Q:旅団と混成団の違いは何ですか。

A:混成団は、旅団と同様に、各種の機能を有し、一定期間、独立して作戦行動をとり得るよう考慮された部隊であることには変わりはありませんが、旅団が戦術的な戦闘単位の基本となる普通科連隊を複数保有しているのに対して、混成団には戦術的な戦闘単位の数が一つしかなく、旅団と比較しても、より限定的な作戦能力しか保有しない部隊となっています(定員約2,000名)。
 現在ある2個の混成団(第1混成団(那覇)、第2混成団(善通寺))は、新中期防の期間中に旅団に改編する予定です。

 

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