第6章 今後の防衛庁・自衛隊のあり方 

諸外国における統合運用の形態

 諸外国における統合の形態は、その国の歴史、文化、国民性などにより千差万別であり、それぞれの国は国情に応じて独自の形態を築き上げているが、主として以下の3つの形態に分類できる。
1)アメリカ型:陸・海・空・海兵の各軍を平時から統合軍として保持している。
2)ヨーロッパ(英・仏・独)型:平時は統合司令部のみを保持し、必要に応じて統合軍を編成して運用する。
3)カナダ型:一軍制をとり、軍隊の運用そのものが既に統合運用となっている。


 

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