第2章 わが国の防衛政策 

3 防衛関係費

 防衛関係費は、自衛隊の維持運営経費のほか、防衛施設周辺の生活環境の整備、在日米軍駐留支援、安全保障会議の運営などに必要な経費を含んでいる。
 平成16年度の防衛関係費は、厳しい財政事情の中、弾道ミサイル防衛に関する諸施策の推進、ゲリラや特殊部隊、核・生物・化学兵器など新たな脅威や多様な事態への対応、統合運用態勢の充実、情報機能の強化など重要施策の推進、自衛隊の任務遂行や維持運営に必要な経費を計上したものとなっている。
 
防衛関係費の概要
 その総額は、4兆8,764億円(沖縄に関する特別行動委員会(SACO:Special Action Committee on Okinawa)関係経費を除く。)であり、前年度と比べて501億円(1.0%)の減額となっており、過去最大の削減率となっている。
 なお、平成16年度予算では、SACO関係経費として266億円が予算措置されており、これを含めた防衛関係費の総額は、前年度と比べて500億円(1.0%)減額の4兆9,030億円となる1



 
1)資料23〜24参照。


 

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