第5章 国民と防衛 

第2節 国民と自衛隊を結ぶ活動

 自衛隊は、わが国の防衛など防衛大綱に示された主要な役割のほかに、地方公共団体や関係機関などからの依頼に基づき、直接又は間接的に国民とかかわる分野で、その組織、装備、能力を生かした様々な協力活動を行い、民生支援として国民生活の安定の一翼を担っている。これらは、国民と自衛隊との触れ合いを深めるものでもあり、相互の信頼と協力、連携の意識を育むとともに、防衛基盤の充実・強化に寄与する。また、これらの活動は、隊員に日ごろから国民生活に役立っているという誇りとやりがいを与えている。
 本節では、国民とかかわりの深い市民生活の中での活動、国民からより一層の信頼と協力を得るために行っている防衛庁・自衛隊の広報活動、公正で民主的な行政の推進に資する情報公開の状況などについて説明する。

 

前の項目に戻る     次の項目に進む