3　軍備管理・軍縮分野への取組

　大量破壊兵器やその運搬手段であるミサイル及びこれらの関連機材・物資の拡散問題や様々な通常兵器の紛争地域などへの移転問題への対応が、わが国を含む国際社会の平和と安定にとって重要な課題となっている。わが国としては、軍備管理・軍縮分野における国際的合意などが、わが国の安全保障の強化に資するよう、この分野における国際社会の努力に対して積極的に協力することが有意義であると認識している。このため、防衛庁・自衛隊は、国連を含む国際機関などが行う軍備管理・軍縮分野の努力に対し、様々な協力を行っている。なお、軍備の透明性については、防衛白書で自衛隊の保有する装備の種類や数量などの情報を毎年公開するなど、高い透明性の確保に努めている¹。