第4章 より安定した安全保障環境の構築への貢献 

米軍などの活動状況

 現在の主要な地上作戦は、アフガニスタン国内におけるアル・カイダやタリバーンの残存勢力の追跡・掃討、武器弾薬の押収や破壊、メンバーの拘束、尋問によるさらなるテロを防止するための情報収集などである。特に、最近では、アフガニスタン南部と南東部で作戦を強化している。
 また、現在のインド洋での主要な海上作戦は、アラビア海などにおけるアル・カイダやタリバーンの残党の海路による逃走を阻止するための活動である。具体的には、1)アフガニスタンにおける陸上作戦の支援、2)アル・カイダやタリバーンなどのテロ指導者の海上での捕捉活動、3)これに付随する警戒監視活動の3つである。
 以上のような各国と連帯した活動を行っているもののアル・カイダやタリバーンの活動は終わっておらず、テロリストによる脅威は依然として残っていることから、アフガニスタン国内、アラビア海北部及びその周辺における米英その他の国による活動は継続される予定である。

 
米軍の活動状況(本年4月)〔U.S.Army〕

 

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