第4章 より安定した安全保障環境の構築への貢献 

3 アフガニスタンと同周辺の状況

テロとの闘いの現状

 2001(平成13)年10月、米軍などによるアフガニスタンにおける軍事行動が開始され、11月に北部同盟が首都カブールを制圧、12月にはタリバーンは、その本拠であるカンダハルから撤退した。しかしながら、テロとの闘いは続いており、アル・カイダの幹部の一部は捕捉されたものの、オサマ・ビン・ラーデンを含め、その他のアル・カイダやタリバーン幹部は、依然として捕捉されていない。また、アフガニスタンなどにおいては、これらの組織に関連するテロ事件が頻発している。
 さらに、アル・カイダは、アフガニスタンから世界各地に拡散しており、今後もテロを計画、実施する可能性があるなど、依然として国際社会にとって深刻な脅威となっている。1

 




 
1)アフガニスタンの情勢については1章1節1参照。


 

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