航空自衛隊第6航空団飛行群第306飛行隊(石川県小松市)
隊長 1等空佐 吉滿 淳一(よしみつ じゅんいち)
航空自衛隊は、戦術技量の向上に加え、日米の相互理解の促進、相互運用性の確保、日米共同対処能力の向上のため、米軍と編隊航法訓練などを実施しています。これらの訓練は部隊の即応性を維持、強化するため貴重な機会です。航空自衛隊からはF-15やF-2といった戦闘機が参加し、米軍からは空軍の爆撃機や戦闘機に加え、海軍や海兵隊の航空機が参加することもあります。私が参加した2020年9月の訓練では、米空軍からはB-1爆撃機2機、航空自衛隊からは全国4か所の基地からF-15戦闘機計20機が訓練に参加しました。
さらに、訓練後には訓練に参加した日米の両飛行隊長が米太平洋空軍のホームページにコメントを寄せることで、強固な日米同盟や自由で開かれたインド太平洋への継続的な取組を幅広く発信し、日米がともにある姿を見せることができました。
2020年は、コロナ禍の中にあっても、あらゆる機会を捉え、日米共同を含む様々な訓練を積極的かつ継続的に行い、組織的な対処能力を向上させてきました。今後も、わが国の平和と地域の安定化のため、日々訓練及び任務に取り組んでいく所存です。
飛行訓練を終えた第306飛行隊長
吉滿1佐
共同訓練中の自衛隊機及び米軍機
(写真は、2020年12月4日のもの)
米空軍第34遠征爆撃飛行隊長
マイク・テイラー(Mike Taylor)中佐
私は、チーム全体が能力を発揮してくれたことを誇りに思います。隊員それぞれが私達のチームを前進させ、比類なき戦闘能力を示すことができました。このような訓練は、我々のクルーにとって、また、世界中で訓練をして得ている経験からしても、かけがえのないものです。私達のB-1はすばらしい能力を持っており、私達のチームは命ぜられれば、幅広く、積極的で柔軟な選択肢を提供する準備を整えています。
(米太平洋空軍ホームページから引用)
報告を受ける第34遠征爆撃飛行隊長
マイク・テイラー中佐