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第III部 わが国防衛の三つの柱(防衛の目標を達成するための手段)

防衛白書トップ > 第III部 わが国防衛の三つの柱(防衛の目標を達成するための手段) > 第1章 わが国自身の防衛体制 > 第4節 新型コロナウイルス感染拡大を受けた防衛省・自衛隊の取組 > ➊ 武漢からのチャーター機への看護官派遣

第4節 新型コロナウイルス感染拡大を受けた防衛省・自衛隊の取組

世界的大流行(パンデミック)となった新型コロナウイルス感染症は、わが国を含む国際社会の安全保障上の重大な脅威である。その感染拡大防止に向け、防衛省・自衛隊は、総力を挙げて様々な活動を行った1。これらの活動に従事した隊員のうち感染者はゼロであった。(令和2年5月31日現在)

➊ 武漢からのチャーター機への看護官派遣

20(令和2)年1月、中国における新型コロナウイルス感染症の感染の拡大により、武漢へチャーター機が派遣された。防衛省・自衛隊は、帰国邦人などへの対応として、厚生労働省からの依頼に基づき、チャーター機における機中検疫支援を行った。第2便以降第5便まで、自衛隊中央病院の看護官が1便当たり2名ずつ乗り込み、支援を実施した。

1 具体的な活動については、防衛省HP参照。(https://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/2020/covid/index.html(別ウィンドウ)