西部方面普通科連隊(長崎県佐世保市)
第2中隊長 3等陸佐 髙村 泰幸(たかむら やすゆき)
西部方面普通科連隊は、29年度末に水陸機動団新編を控え、その中核となる普通科連隊として新編後、即時に戦力発揮できるよう年間を通じ訓練に励んでいます。
その中で、30年1月から約1ヶ月半、米国カリフォルニア州で実施された米国における米海兵隊との実動訓練(アイアンフィスト18)への参加の機会を得ることができました。
この訓練は、水陸機動団新編前における部隊の戦力化のため、極めて重要な訓練として位置づけられ、日米共同及び諸職種協同訓練を通じ、これまで積み重ねてきた練度を更に向上させることを目標に実施されました。中隊は、米軍の訓練基盤を最大限に活用し、国内では練成が困難な水陸両用作戦に係る行動、特に着上陸から地上戦闘における水陸両用車(AAV)部隊との連携及び中隊規模での戦闘射撃に係る練度向上を訓練目標に設定して、その達成を追求しました。各隊員は、訓練終了時には、内面から溢れる自信を身に付け、精強さを増して日本に帰国できたと思っています。
これらの経験と自信をもとに、今後、水陸機動団の中核となる普通科連隊の一員として、更なる練度向上に励み、島嶼防衛の部隊として貢献していきたいと考えています。
AAV協同の着上陸行動の場面