コラム

<解説> 震災対応の教訓の反映(野外通信システム)

野外通信システムは、現在の陸自の通信器材などの後継装備として、野外における方面隊、師団などの指揮・統制・情報伝達のための継続的な通信を確保するため開発されたものである。
本装備により、陸自の駐屯地間の通信網や野外の通信網、さらには民間通信網を利用し、広域・高速のネットワーク環境を中央から最前線の隊員にいたるまで提供することができる。
また、本装備は、ソフトウェア無線技術を活用することにより各自衛隊相互および関係部外機関などとの通信が直接できるようになる。これにより、東日本大震災の教訓である関係機関との現場における情報共有手段の一助になるものと期待される。

野外通信システム
 
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