第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

(解説)任期付自衛官として採用されている自衛官とその制度を実際に活用している育児休業中の隊員について

 現在、防衛省の職員(常時勤務することを要しない職員などを除く)は、子どもが3歳に達する日まで育児休業を取得できます。その間、育児休業を請求した職員の業務を処理するための代替要員を、任期を定めて採用することができるようになっています。自衛官については、元自衛官から代替要員(「任期付自衛官」)を採用する制度としており、制度の導入以降10(平成22)年4月末までに、のべ40名を採用しています。
 
自衛官と任期付自衛官

【任期付自衛官として勤務している向井士長】
「私は、かつて経理担当の海上自衛官として勤務していました。退職後も、子育てが一段落したら早めに社会復帰をしたいと思っていたので、家族から紹介され応募しました。勤務によって、生活にメリハリができ、体調管理もするようになりました。」
 
勤務中の向井士長

【育児休業中の秋山士長】
「育児休業を取得することで同僚に負担がかかるのではと思いましたが、この制度によって、不安なく育児休業を取得することができました。育児休業中でも、子供を連れて職場に近況報告に来られる方もいると聞いています。職場の雰囲気も明るくなり、もっとこの制度が活用されれば良いと思います。」
 
育児休業中の秋山士長

 

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