第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

(解説)地域住民と米軍関係者との交流

 在日米軍の駐留には、米軍基地周辺の住民の理解と協力が欠かせません。防衛省では、平成20年度から、各地の米軍基地周辺で在日米軍関係者やその家族と基地周辺の住民がスポーツや文化を通じて交流する日米交流事業を開催しています。
 平成21年度には、横田基地周辺(福生市)で日米交流合同音楽会を開催し、普段接する機会の少ない市内の中学生や高校生と米軍ハイスクールの生徒や米軍音楽隊が、お互いに片言の英語や日本語を交えながら親睦を深めつつ一緒に練習した成果を大勢の観客の前で披露しました。参加した日米の生徒たちからは「とてもいい経験になった」「また参加したい」などの声が寄せられ、また、観客からも好評でした。このほかにも、三沢基地周辺(三沢市)における小中高生による英語音楽劇交流、佐世保基地周辺(佐世保市)における小学生によるフットサル大会などを行い、住民の方からも好評でした。このような交流は、相互の理解を深めることに役立っています。
 防衛省としては、今後とも、米軍基地周辺の住民と在日米軍関係者との交流が深まるよう、こういった日米交流事業を積極的に進めていきたいと考えています。
 
中高生による音楽会(福生市)
 
小中高生による英語音楽劇(三沢市)
 
小学生によるフットサル交流(佐世保市)

 

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