第III部 わが国の防衛に関する諸施策 

6 その他の取組

 IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)は、民間機関主催の国際会議であるが、アジア太平洋地域の国防大臣などが多数参加するほぼ唯一の会議であり、毎年シンガポールで開催されている。10(同22)年6月の第9回会議においては、わが国からは北澤防衛大臣が参加し、「国際公共財としての海洋とわが国の施策」と題するスピーチを行った。この会議に際し、米国、韓国、シンガポール、英国の国防大臣と個別の会談を実施したほか、日米韓防衛相会談を行った。
 
第9回IISSアジア安全保障会議においてスピーチする北澤防衛大臣

 また、09(同21)年12月、バーレーンのマナーマで開催された第6回IISS地域安全保障サミット(マナーマ対話)に、防衛省の政務レベルとしては初めて、榛葉防衛副大臣が参加し、「核廃絶に向けた日本の取組」と題したスピーチを行った。この会議に際し、榛葉防衛副大臣は、インドのナラヤナン国家安全保障顧問や、バーレーンのハリーファ国防軍総司令官およびハーリド外相と個別に意見交換を行った。
 また、07(同19)年9月、米太平洋軍司令部との共催で、28か国と2機関から91名の参加を得て、アジア・太平洋地域後方補給セミナー(PASOLS:Pacific Area Senior Officer Logistics Seminar)をわが国で開催するとともに、09(同21)年8月には、陸自と米陸軍との共催で、太平洋地域陸軍参謀総長等会議(PACC:Pacific Armies Chiefs Conference)と太平洋地域陸軍管理セミナー(PAMS:Pacific Armies Management Seminar)を同時開催した。特に、PACCは、わが国では初めてとなる開催であり、22か国の陸軍参謀総長などが一堂に会し、人為・自然災害時の国際的な救援活動をテーマとして、同地域における人道支援や災害派遣に係る多国間協力枠組構築について議論を行った。
(図表III-3-3-1・2 参照)
参照 資料6263
 
図表III-3-3-1 多国間共同訓練の参加など(09(同21)年以降)
 
図表III-3-3-2 多国間共同訓練へのオブザーバーの招聘など(09(同21)年以降)
 
PACCに参加した各国陸軍参謀総長ら

 

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