第IV部 防衛省改革 

2 自衛隊員倫理規程などの遵守のための取組

 99(平成11)年8月、国家公務員倫理法とともに自衛隊員倫理法が成立し、翌年4月から施行された。この法律に基づいて政令で自衛隊員倫理規程が設けられた。
 防衛省は、職員の法令遵守意識や倫理観の一層の涵養のため、自衛隊員の倫理、服務、コンプライアンス1などについて、管理者研修を新設するなどして教育を行ったほか、防衛監察も行ってきた。今後も、教育・研修の充実や防衛監察制度の一層の活用などに取り組むこととしている。
 昨年10月、防衛医科大学校の教授が、医学教育用機器などの調達に関して収賄容疑で逮捕され、防衛省は、本年3月13日、同教授について免職処分を行った。また、同教授は、本年3月19日、東京地方裁判所から有罪の判決を受けた。防衛省は、在職中の行為に関して、元教授が有罪の判決を受けたことを重く受け止め、今後このような事案が再び起こることのないように、職員に対する服務指導に努めている。


 
1)法令などを遵守すること


 

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