第IV部 防衛省改革 

 防衛力とは、国の安全保障を最終的に担保するものであり、その機能は、他のいかなる手段でも代替できない。そして、何よりも国民の強い信頼によって支えられていなければ、その機能を発揮することはできない。したがって、自衛隊員(隊員)は日々職務に精励し、国民の信頼と期待に応えるべく努力を続けている。
 しかしながら、近年、国民の防衛省・自衛隊に対する信頼を揺るがすさまざまな事案が発生した。
 防衛省・自衛隊は、わが国の平和と独立を守る役割を担う組織として再生できるよう、これまでの業務のあり方や慣行を総点検し、抜本的な改革を進めている。
 第IV部では、防衛省改革のための各種の取組として、第1節で防衛省改革の背景・経緯を含む防衛省改革会議について、第2節で防衛省改革の実現に向けての取組について、第3節でその他の取組について説明する。

 

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