第III部 わが国の防衛のための諸施策 

1 情報通信技術(IT)革命への対応

 防衛省・自衛隊は、近年の情報通信技術革命に対応すべく、情報優勢1を追求し、防衛力の統合的かつ有機的な運用を可能とする基盤を体系的に構築するために、1)防衛情報通信基盤(DII:Defense Information Infrastructure)やコンピューター・システム共通運用基盤(COE:Common Operating Environment)など、高度なネットワーク環境の整備、2)中央指揮システム(CCS:Central Command System)や陸上・海上・航空自衛隊の各種指揮システムの整備など、情報通信機能の強化2、3)防衛省・自衛隊のシステムのサイバー攻撃などへの対処など、情報セキュリティの確保を中核とする三つの施策の具現化を進めてきた。


 
1)情報の認知、収集、処理および伝達を迅速かつ的確に行うことについて相手方に優ること

 
2)防衛情報通信基盤(DII:防衛省・自衛隊の統一的なネットワーク)、コンピュータ・システム共通運用基盤(COE:各自衛隊などが整備しているコンピュータ・システムで共通に利用する基盤的なソフトウェア群)、中央指揮システム(CCS:陸・海・空各自衛隊などの各種指揮システムとオンライン接続してデータの集約処理などを行う中央指揮システム)の細部については、<http://www.mod.go.jp/j/library/archives/it/youkou/>参照


 

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