第II部 わが国の防衛政策の基本と防衛力整備 

(解説)新規に整備される装備品(次期固定翼哨戒機)

 海上自衛隊の固定翼哨戒機(P-3C)は、11(平成23)年度以降、減勢に伴い所要の機数を割り込む見込みであることから、平成20年度予算において、飛行性能や捜索能力・静粛性などが向上した次期固定翼哨戒機(P-1)の整備に着手する。その際、調達の効率性などを追求するため、2か年分4機を一括調達することとしている。
 これにより、1)諸外国の潜水艦の静粛化や無反響化への対応能力、および2)不審船などへの対応のための小型水上目標の捜索・類識別能力の向上が図られることとなり、喫緊の課題である海洋の安全の確保に資することとなる。
 
次期固定翼哨戒機

 

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