第4章
国民と防衛省・自衛隊
防衛力は、国の安全保障を最終的に担保するものであり、その機能は他のいかなる手段でも代替し得ない。防衛力の中核である自衛隊は、そのために必要な組織を整えるだけでなく、任務を遂行するためには、国民の理解と支援を得ることが不可欠であり、また、人的
1および物的な基盤を整えることが重要である。
このような観点から本章では、
○ 防衛省・自衛隊の組織
○ 隊員の募集・採用から教育訓練・人事施策、さらに退職して再就職に至る一連の流れ
○ 各種装備の共通基盤である情報通信の取組など(以上、
第1節)
○ 国民の理解と協力を得るべく地域社会・国民との間で行っている防衛省・自衛隊の活動や施策(
第2節)
以上の4点について説明する。