第2節 日米同盟の将来に関する安全保障面での日米協議など
平和と安全を確保するためには、安全保障環境の変化に応じ、その手段を適切に発展させていくことが欠かせない。同盟国である米国との日米安保体制を基調とする協力関係についても、その実効性を確保するために、両国政府と国民が不断の努力を行い、同盟関係をその時々の安全保障環境の変化に応じて発展させていく必要がある。
日米両国は、図表III-2-2-1に示すような事項を踏まえ、近年、兵力態勢の再編を含む安全保障面での日米同盟の将来に関する日米協議に取り組んできた。この結果、06(平成18)年5月の兵力態勢の再編に関する合意など、日米同盟を将来に向けて強化する画期的な諸合意がなされ、現在、日米間の緊密な連携の下、それらの合意に基づく、各種の取組を着実に推進しているところである。