第III部 わが国の防衛のための諸施策 

第3節 国民の信頼を得るための取組

 防衛力とは、国の安全保障を最終的に担保するものであり、その機能は、ほかのいかなる手段でも代替し得ない。そして、何よりも国民の強い信頼によって支えられていなければ、その機能を発揮することはできない。したがって、自衛隊員は日々職務に精励し、国民の信頼と期待に応えるべく努力を続けている。
 しかしながら、一方で国民の信頼を損なうような事案が発生し、防衛省・自衛隊としては、これらを深く反省するとともに、同種事案を再び生じさせないよう、断固たる決意を持って臨む覚悟である。本節では、こうした取組について主なもの1を説明する。


 
1)そのほか、海自隊員による無断海外渡航および注意文書不正複写事案(06(平成18)年7月判明)、玖珠駐屯地における武器等紛失事案(同年9月)などが生起した。

 

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