第II部 わが国の防衛政策の基本 

3 内部部局の改編

 省移行を契機として、政策官庁として国民の期待と信頼に応えていくことが防衛省には求められている。これらの期待や信頼に応えるためには、米軍再編や多様な事態への実効的な対応などの新たな時代の政策課題に適切に対応することが必要である。このため、防衛省が政策官庁として、さまざまな政策オプションを提案し、実現していけるよう、内部部局の改編を行う。具体的には、
1) 新たな課題や多様な事態に適切に対応するための政策立案機能の強化という観点から、大臣官房に「企画評価課(仮称)」、防衛政策局に「日米防衛協力課(仮称)」などを、
2) 米軍再編をより円滑かつ着実に実施していくため、担当審議官およびそれを補佐する「米軍再編調整官(仮称)」を、
それぞれ新設する予定である。
 また、各国との防衛交流や信頼醸成をより戦略的に行っていくための国際機能の強化(「国際政策課(仮称)」への改編)や、職員の服務に係る企画立案機能の強化(「服務管理官(仮称)」の新設)なども行う。

 

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