第4章 日米安全保障体制の強化 

1 検討の観点


 米軍再編のための日米協議は、わが国の平和と安全にとって不可欠の要素である日米同盟の能力を、時代の変化に合わせていかに実効的なものに向上させていくかという観点から、両国間の安全保障に関する戦略的な対話の一環として行われてきた。わが国は、防衛大綱に示された考え方に基づき、抑止力の維持と地元負担の軽減を基本的な方針とし、わが国の安全保障の問題として、主体的にこの協議に取り組んできた。

 

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