3 わが国として検討すべき事項など
全体構想や配備スケジュールなど
弾道ミサイルによる脅威が増大している状況において、わが国防空の欠落機能である弾道ミサイル対処能力を獲得するために、平成16年度予算において
BMDシステム整備のための経費を計上したことはこれまで述べてきたとおりである。一方、政府としては、第1節にも述べたとおり、わが国の基本的な防衛構想や防衛力の役割、そのための防衛力の具体的な体制など、わが国の防衛力のあり方全般に関して検討し、本年中の新たな防衛計画の大綱策定に向けて作業を進めているところである。
BMDシステムの具体的運用構想などについては、新たな防衛計画の大綱における位置づけを踏まえ具体化することとしている。