第2章 わが国の防衛政策
3 わが国が保有すべき防衛力の内容
前述のとおり、防衛大綱では、前大綱の「基盤的防衛力構想」を踏襲している。この構想は、防衛上必要な各種の機能を備え、後方支援体制を含めてその組織や配備の均衡がとれた態勢を保有することを主眼としたものであり、わが国の置かれた戦略環境、地理的特性などを踏まえて防衛力が導き出されている。防衛大綱では、こうした観点から、陸・海・空自衛隊が維持すべき体制や保持すべき各種の態勢などを示している。
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