第2章 わが国の防衛政策 

第2章 わが国の防衛政策

 冷戦終結後、世界的な規模の武力紛争が生起する可能性は遠のいているものの、国際情勢は依然として不透明・不確実な要素をはらんでいる。これに対し、国際関係の一層の安定化を図るための様々な努力が継続されている。また、米国における同時多発テロは、国民の生命と財産を脅かす想像を超える態様と規模の事態が現実に起こり得ることを示したが、今日の安全保障環境においては、このような非対称の手段による攻撃が行われる可能性が高まっている。
 本章では、このような安全保障環境の下、わが国の安全保障を確保する方策、憲法と自衛権の関係、防衛政策の基本、防衛計画の大綱、防衛力整備、日米安保体制の意義とその関連施策について説明する。

 
日米安全保障協議委員会で協議を行っている日米両国の閣僚ら(昨年12月 ワシントン)

 
リムパック2002で共同訓練を行っている日米の部隊(護衛艦「きりしま」「はまぎり」及び米海軍艦艇、第3・6航空隊及び米海軍のP-3C 昨年7月 太平洋上)〔U.S.Navy〕

 
日米共同訓練で訓練終了式を行っている陸自第25普通科連隊と米第2・3海兵大隊(本年3月 北海道上富良野演習場)

 
コープノースグアムで共同訓練を行っている日米の戦闘機(00(平成12)年 グアム)

 

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