資料20 グローバル・パートナーシップ行動計画（仮訳）
（抜粋） （平成４年１月９日東京）
２ 政治・安全保障関係
・必要な能力を有する米軍の前方展開を米国がこの地域において適切な水準に維持することが重要であることを認識し、円滑かつ効率的な在日米軍の駐留を確保するため、緊密な対話を継続する。
・日本側からは外務大臣及び防衛庁長官、米国側からは国務長官及び国防長官が参加する第一回安全保障協議委員会をできる限り早期に開催する。
・補完的な防衛協力が二国間の安全保障関係の重要な側面であることを認識し、相互運用性を向上させる。
・防衛協力を推進する。具体的には、
−日米相互防衛援助協定に基づき、ダクテッドロケット・エンジンの共同研究に関する取極を締結し、戦闘車両用セラミック・エンジン、ミリ波・赤外線複合シーカ、鋼鉄艦用クローズド・ループ消磁技術、艦艇・装甲車両用先進鋼材等の防衛技術分野における共同研究についての検討を継続する。
−防衛分野の技術の双方向の移転を一層促進する。
−早期警戒監視機能の強化の重要性を再確認する。日本の中期防衛力整備計画は、４機の早期警戒管制機を整備するとしている。日本は、新しいタイプの早期警戒管制機を含む様々な航空機の取得可能性及び妥当性についての調査を継続し、米国は、この努力を支援する。