今日の国際社会における安全保障上の課題は、一国のみで対応することは困難であり、これに対応するためには、各国との協力が不可欠です。諸外国との防衛交流・協力の推進は、各国との間で「顔が見える」関係を構築し、地域や国際社会の様々な安全保障上の課題に協力して対応していく上で極めて重要です。
各国が自然災害や海洋をめぐる問題に自力で対処できるようになれば、グローバルな安全保障環境の改善に大きく貢献することになります。能力構築支援はこうした支援対象国自身の能力を向上させるための取組であり、防衛省・自衛隊は自らが有する能力を活用して、こうした能力構築の支援に取り組んでいます。