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特集1 防ぐ 弾道ミサイル防衛

平素からの備え

警戒監視と対処態勢の維持

弾道ミサイルの脅威からわが国を守るため、自衛隊員は全国各地の現場で24時間365日態勢で奮闘しています。

全国の主な弾道ミサイル防衛関連部隊の配備状況(イメージ)

【VOICE】

海自 護衛艦「みょうこう」
1等海尉 松尾 匡哲(まさのり)

弾道ミサイルの脅威から日本を守るため、昼夜を問わず、緊張感を維持しながら警戒と訓練に当たっています。

海自 護衛艦「みょうこう」1等海尉 松尾 匡哲

【VOICE】

海自 護衛艦「みょうこう」
2等海曹 岩宮 健一

弾道ミサイルを捉えるレーダーの整備に当たっています。常に最良の状態を維持できるよう全力を尽くしています。

海自 護衛艦「みょうこう」2等海曹 岩宮 健一

【VOICE】

空自 第42警戒群
3等空曹 松本 健吾

わが国に接近する外国の航空機のほか、弾道ミサイルを監視する目として、最前線で常時緊張感と誇りを持って勤務しています。

空自 第42警戒群 3等空曹 松本 健吾

【VOICE】

空自 第5高射群
3等空曹 岩切 和也

「BMD最後の砦」であるPAC-3部隊の整備に携わり、国民を守る一員であるということを実感しています。

空自 第5高射群 3等空曹 岩切 和也

PAC-3機動展開訓練の全国的な実施

自衛隊は17(平成29)年6月から、順次、全国的にPAC-3機動展開訓練を実施しています(18(平成30)年6月末までに全国で20回実施)。

【VOICE】

空自 第2高射群
2等空尉 大森 朗徳(写真左端)

「いざ出陣 国の安心 PAC-3」

ミサイル防衛のゴールキーパーとして任務及び訓練に邁進しています。

空自 第2高射群 2等空尉 大森 朗徳(写真左端)

弾道ミサイル防衛の能力向上

国民の命と平和な暮らしを守ることは、政府の最も重要な責務です。北朝鮮に、わが国を射程に収める各種の弾道ミサイルが依然として多数存在するなど、弾道ミサイル防衛能力の向上は喫緊の課題である中、イージス・アショアを導入すれば、わが国を24時間・365日、切れ目なく守るための能力を抜本的に向上できることになります。

弾道ミサイル防衛の「新たな盾」:イージス・アショア

イージス・アショアとは

イージス艦の船体以外の部分を、そのまま陸上に固定的に置いたような装備品で、大気圏外の宇宙空間(ミッドコース段階)を飛翔する弾道ミサイルを地上から迎撃するシステムです。

詳細については、本文第III部第1章第2節(実効的な抑止及び対処)を参照