第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組
6 国際防衛装備品展示会への出展
防衛装備・技術協力を推進する観点から、防衛装備庁では、国際防衛装備品展示会への出展を実施し、わが国の防衛装備に関する施策や高い技術力を発信している。このような取組は、各国政府関係者などのわが国の装備政策や技術力に対する理解の促進につながっている。
17（平成29）年は、英国のロンドンで開催されたDSEI（Defence and Security Equipment International）やタイのバンコクで開催されたD&S（Defense and Security）などの国際防衛装備品展示会、フランスのパリ及びアラブ首長国連邦のドバイで開催されたエアショーに、18（平成30）年は4月にドイツのベルリンで開催されたエアショーに出展し、防衛装備庁の施策、わが国が開発したP-1哨戒機やC-2輸送機、無人装備の研究試作品の展示などを通じた研究開発の成果、わが国の製造業が有する高い技術力について広く情報発信した。
英国DSEI（Defence and Security Equipment International）に
出展した防衛装備庁の展示ブース
ベルリンエアショーに出展したP－1哨戒機（18（平成30）年4月）
さらに、これらのイベントには、各国政府関係者らが一堂に会しており、かかる機会をとらえ、わが国から防衛副大臣や防衛大臣政務官を含むハイレベルが各国との間で会談を行った。これらの取組により、わが国の防衛装備に関する施策や高い技術力に対する諸外国の理解を深め、防衛装備・技術協力推進のための基盤の形成に寄与することができた。
