第III部 わが国の防衛に関する施策
6 複合事態への対応

これまで述べた各種事態は連続的または同時的に生起する可能性があり、より複雑な対応が求められる。これらの複数の事態に応じ実効的な対応を行うため、東日本大震災の教訓などを踏まえ、統幕の機能強化など、必要事項の検討を行っている。
なお、各種事象への対応自体は、従来から着実に実施してきているところであるが、近年、中国による尖閣諸島周辺海空域での活動の拡大・活発化や、北朝鮮によるミサイル発射、核実験を含む度重なる挑発などにより、このような対応を同時並行的に実施するニーズは高まっている。これらに対し、防衛省・自衛隊として、わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、必要な対応を継続的に行っているところである。

 
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